中東の民主化ドミノはシナリオ通り?

ECBの姿勢に変化はあるのか?

さて、本日3月3日にはECB欧州中銀の定例理事会が開かれます。

 

政策金利は据え置く見通しですが、理事会後のトリシェ総裁の記者会見に注目が集まっています。2月22日、ECB理事会メンバーの1人であるメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁が「(ECB理事会)メンバーの大半が物価安定に上振れリスクがあるとの結論を出しても驚かない」「金融政策スタンスの再調整が必要となるのは必至」「ECBは次回会合で出口戦略について表明するだろう」などと発言、それまでくすぶっていた、ECBの早期利上げに対する期待が高まりました。

 

もし理事会後のトリシェ総裁の会見で、これまでよりもタカ派的な姿勢(インフレ警戒感を強める)を示した場合、早期の利上げに対する思惑がさらに高まりユーロは一段高となると考えられます。その一方で、米長期金利が一段安となって、米の利上げ期待がさらに後退することとなれば、ユーロとの対比が浮き彫りとなることでユーロドルが大幅に上昇する可能性もあります。

 

ただし期待が偏っていることを考えると、トリシェ総裁の会見がこれまでどおりの姿勢だった場合には、失望売りで一時的にユーロが売られる可能性が高いので、注意が必要です。

リビアをはじめとした中東の地政学的リスクが意識され、安全資産への逃避が 加速。インフレヘッジの観点から金への投資妙味が増し、スポット金価格は 市場最高値1433.4ドルまで一時上昇する場面も見られた。 今後の中東情勢次第では、原油価格高騰により世界景気が後退するとの懸念 から、安全資産への逃避が更に強まり、金価格は1450ドルを試すとの観測も強 まっている。為替相場でも大きな波乱があるだろう。